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最終競技特設会場−
《いよいよ最後だな、最後はリレー!!やっぱり最後は是だろう!》
「ちょっと待って下さい〜!」
嵐のアナウンスが響く中で、リニーエーラルドが乱入してきた。
《ヴォルケノン?どうしたんだ?》
ステージに昇ったリニーエーラルドに疑問を持つ嵐…そんな嵐の前にドンッと大きな鍋を置くリニーエーラルド……よくまぁ、そんな小さい体でそんな大きな鍋を持って来たものだ…と感心していた処。
《やっぱり馬鈴薯と南瓜って美味しいですよねぇ?料理とかしてみたいな〜と想って!お湯沸かしてきたのぉ〜!》
《りょ…料理対決?否、でも今競技の最中だから…。》
《大丈夫ですよぉ〜負けた方をリニェが料理しますぅ〜!》
ピクゥ!!!
リニェの詞に反応する馬鈴薯と南瓜…ぇ??処刑??(違っ)
会場がざわめく中突如ピストルが鳴らされた……不意打ち多いなぁ…。
音を聞くや否や、脱兎の様に走り(動き)出す馬鈴薯と南瓜…あっと云う間に会場から抜け外のコースを走り出す…。
《えっとー…説明…。今回は、会場外に設置されたコースをグルーっと廻って早く会場内に帰ってきた方が勝ちなんだよね、外の様子は此の巨大液晶テレビで!!》
嵐のアナウンスと共にテレビ画面に外の中継が映し出される…が、土煙が凄い…どうやらグラウンドの様だ。
と土煙の中から出て来たのはエリザベス!必死に撥ね回っている…其の後を追い掛けるセイレーン。
「ええ加減諦めたらどうや?うち等には勝てんで?」
「はっ、何を云うザンスか?アータ達こそ諦めた方が良いザンス!!」
何やら女(?)の醜い争いを繰り広げている様子…。
そして次のランナーにバトンが渡った。(どうやって持ってるんだって云うツッコミは無しで!)
同じように撥ねるキャサリン…其の後ろでヘイムダルが…。
「何デ走ラナキャナラナイ訳?転ガッテモイイジャン?」
そう云って転がり始めた。
《キャサリーン!!危ない!!》
柚の詞も虚しく、キャサリンはヘイムダルに轢かれる。
《キャサリーン!!》
「アハハ〜間抜ケ―!!」
ヘイムダルがキャサリンを笑い飛ばした次の瞬間…!
ガイーン!
眼の前のコンクリートの柱にぶつかった…。
《云うの忘れたが、是は障害物リレー何で、前方には注意しろよ?》
早く云えよ!!と云う視線が嵐に注がれる…。
ヘイムダルが頭を抱えている間にキャサリンがヘイムダルを抜かし、ジョセフィーヌにバトンを渡す。
少し遅れてヘイムダルがパペット・マペットにバトンを渡した。
「◎×@―――!!」
訳の解らぬ詞を発しながら必死に追い掛けてくるパペット…必死に逃げるジョセフィーヌ…そして眼の前にがらくたの山が立ち塞がった。
《さぁーて馬鈴薯と南瓜はこの山を昇る事が出来るのかー!!》
「あらあら…どうしましょう…。」
ジョセフィーヌが困っていると後ろからパペットが勢いを付けて追ってくる…そして其の勢いのまま…。
グァッシャーン!!!
がらくたの山に激突…そのまま向こう側へ突き抜けた。
「あらあら、良かったですね〜。」
ジョセフィーヌが呑気な事を云っている間に、パペットがアンカー、クライストにバトンを渡した、遅れて金次郎にバトンを渡すジョセフィーヌ…只今南瓜がリード中。
《頑張れ金次郎!!》
《負けるんじゃ有りませんわよクライスト!!!》
柚と鷲恋の応援…その裏には負けたら処刑の意味が隠されて…(だから違うって!!)
「待て!クライスト!!」
「ははは、追いつけるかな?」
物凄いデッドヒートを繰り広げていた二人…もう少しでゴール!!と云う処で…。
「へ?」
先頭を行くクライストに異変が……足場が無くなった…?
障害物リレー………さっきの詞が頭を過ぎる…。
まさか是も障害物?重力に従い落下しだすクライスト………落ちる!!と、その時。
ガシッ…
クライストの腕(蔓)を掴む者が……金次郎だ…。
「何故助ける??」
「…知らん、躰が勝手に動いただけだ…。」
「金次郎…お前………。」
「何…お互い様だ…。」
金次郎の手で引き上げられるクライスト…。
《ちょ……ちょっとクライスト何やっているのですか?そんな馬鈴薯と手なんか取り合っている場合じゃ有りませんわよ!!?》
《金次郎もどうしちゃったのさ!!?》
鷲恋と柚の詞に二人は云った…。
「自分は…助けてくれた奴と戦う事など出来ない!もうこんな争いに意味はない…俺達は……友人だ!!」
「クライスト……。」
ガシッと手を取り合う二人…唖然とする観客達…。ぇ??何そのオチ…。
そして二人は同時にゴールテープを切った。物凄いブーイングが起きたが、その中で独り、愁が…。
「そうよ…皆で仲良くすれば良いのよ!」
と嬉しそうにしていた…。
「はぁ…結局また無駄足って云うか、何て云うか…ああなるなら最初から決闘なんてしないで欲しいよね…。」
溜息を吐く冴花、全くだと嵐が頷く。
「でも御陰で馬鈴薯と南瓜が仲良くなれて良かったじゃない。」
「其れはそうだが…。」
そう云う愁…すると3人の耳にけたたましい叫び声が届いた…。
「ギャー!!!助けてザンス―!!」
「ボクタチ食ベラレチャウヨ―!!!」
「待ってですぅーリニェが料理してあげますー!!」
声がする方向を見るとリニーエーラルドが馬鈴薯と南瓜を追いかけ回している…忘れてた…負けた方は料理されてしまうんだっけ??
急いで止めに掛かる嵐と冴花と愁…まだまだ還れなさそうだ…。
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■登場人物
◇PC
榊原 嵐、
秋穂 冴花、
檻花 愁、
リニーエーラルド・ヴォルケノン
◇NPC
麓山 柚、
那波 鷲恋、
馬鈴薯達、
南瓜達