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「あーもうたくよぉ、喧嘩ばっかりしてても仕方がないだろ?あの爬虫類を何とかしねぇとさ!!」
アマテラスが去ってからも睨み合っている亞津紀とスサノヲを見て唄美が呆れた声を出す。
他の生徒達の云いたい事を代弁したようだ。
「つーわけで通行人Aちゃん!蛇にゃ酒だ!酒持ってこーい!!」

「……………………………は?」

「否、だから酒だよ酒!つか寧ろ“神のチカラ〜”とかって秘奥義とかでさぁ作り出せるだろ?イッツトライ☆」
「イソップ物語??(違っ)大体…何故酒なんだ?」
「はぁ?何でって勿論あのデカ蛇にぶっかける為だろう??其れとも何か?神さんのくせに酒の1つも創れねぇの?やっぱりなぁ〜一目見た時からAちゃんは所帯じみてて全然神さんっぽくなかったしな…神さんってのは冗談とかって領域なんだろ!」

大真面目に云う唄美のこの言葉を訊き、スサノヲは顔を真っ赤にして…。
「ば…莫迦にするな!酒くらい幾らでも出せる!!」
そう云うとスサノヲは八岐大蛇に草薙剣を向けた。



「激流から生まれし龍蛇…空脈通じ姿顕わさん!」



「「「「???」」」」



スサノヲが変な呪文を唱えた途端頭上に水の塊が出現した。
「な…なんですか…アレは?」
海が声を発した途端水の塊が亞津紀、唄冶、唄美、海に襲ってくる。
「あ………危ねぇ!!!」
亞津紀が急いで唄冶と海を攻撃(?)範囲から押し出し、ついでに唄美も蹴り飛ばす。(ぇ)
代わりに亞津紀は全員に向けられた攻撃(?)をモロに喰らってしまった。
「あ……亞津紀さん!?」
「亞津紀殿!!」
「やりぃ〜Aちゃん!!」
亞津紀を心配して想わず声を上げる3人(注:約1名を除く)。

「??ん……何だ是…うわっ、酒臭っ……。」
酒の匂いをプンプンさせてはいるが亞津紀は無事のようだ。
「云っただろう、酒くらい出せると。」
「だからって亞津紀殿に掛けてどうするのですか?八岐大蛇に掛けるのが目的でしょう?」
海の言葉に吃驚して眼を見開くスサノヲ……ぇ?云われなくても気付くデショ!!

アンギャーーーーーー!!!

と、ツッコミを入れようとした途端に八岐大蛇が再び暴れ出した。
「な…なんでだ!!??唄冶の【闇】で止められてたんじゃ………。」
「……あの…さっき亞津紀さんに突き飛ばされた時に【魔力】解けてしまったのですが……。」


……………………なんですと!!?


「それじゃあ……八岐大蛇は………」
見ると八岐大蛇の頭から【闇】の塊が消えている…皆顔面蒼白だ。
「此の阿呆猿人(←亞津紀)!!アンタの所為でまた暴れ出したじゃねぇか!!」
「五月蠅ぇ!!オレに云う前に此の似非神に云え!!元はと云えば此奴が原因だ!!」
「何を云う…私が酒を出せると云う証明の為に…!!」
「なんだぁ?じゃあオレの所為だってか!?オレはAちゃんのペットを止めようと…」

「五月蠅いですよ!此のホウトウ鍋……!!」

想わず唄美の腹を殴る唄冶。
「亞津紀さんが悪いのでは無く、自分の集中力が足りなかっただけです。」
何時になく物をハッキリ云う。
「ヲイヲイ……そんな事やっている暇は無いぞ?」
「「「「ぇ?」」」」

フンギャース!!
「「「「嘘ぉー!!!!」」」」

スサノヲの言葉に皆が八岐大蛇を見ると…何とコチラに向かって来るではないか!!!
「「「何で向かって来るんじゃい!!ボケェ!!!」」」
「……あれ?」
絶体絶命の大ピンチ!!そんな時唄美が有る事に気が付いた…。







「待て待て待てぇー!!」
『フシューッ!!』
『バウワウ!!バウワウ!!』
【花】の力でわんことにゃんこを見付けたは良いのだが、咲は想わぬ反撃を喰らっていた。

「うわわわ〜助けてー!!!恐いよー!!」
わんことにゃんこの威嚇攻撃で有る…今迂闊に近付いたらわんこには咬まれ、にゃんこには引っ掻かれるだろう。
「かと云って黙らせる為に【重力】何て使ったらわんことにゃんこを潰して仕舞いかねないし……。困ったなぁ…。」
咲が頭を抱える…すると、わんことにゃんこが飛び掛かってきた。
想わず咲は【重力】を使ってしまった、頭で考えていた分発動が早くなってしまったようだ。
「あっ……しまっ………。」

「束縛の【光】!大【地】の護り!」

突如【光】の鎖がわんことにゃんこを取り押さえ、【地】が咲の【重力】を相殺させた。

「咲様大丈夫ですか?」
「アマテラスお姉ちゃん!?」
現れたのはアマテラス、腕にはわんことにゃんこが抱えられている。
「凄いですね咲様!この子達は確かに月読命と八咫鏡(ヤタノカガミ)です。よく見付けられましたね〜!」
「…………お姉ちゃん…本当は最初から気付いてたんじゃないの?」
わざとらしくリアクションを取るアマテラスに疑いの眼を向ける咲。

「いえいえ、解りませんでしたよ。咲様が此のわんことにゃんこを追い詰めてくれた御陰で気配を察知する事が出来たのです。まさか本当にわんことにゃんこに成っているとは……全く…。あっそうだ咲様先に戻った方が良さそうですよ?」
そう云うとアマテラスは校舎の方を指差した…咲が其れにつられて校舎の方を見ると………八岐大蛇が何かに向かっているのが見える…恐らく亞津紀達を襲っているのだと予想出来る状況だ。
「まさか亞津紀兄達を……!!?幾らお腹が減ってるからってそんなの赦せないよ!【重力】全解放!!」

咲は【重力】を使い校舎目掛けて飛んでいく。
その咲をヒラヒラとハンカチを振りながらアマテラスが見送っていた。
咲を見送った後アマテラスは笑顔で…笑 顔 でわんこに話しかけた。



「さぁ…月読命……もう逃げられませんからね?」
再びアマテラスの背後に虎が出現する………。



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