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次の日−
「何ですかぁ〜面白そうな事やってるですぅ〜。」
曇り空の中登校してきたリニーエーラルド・ヴォルケノンは校内に設置された特設会場に興味津々だ。
「そう云えば昨日決闘が有るって訊きましたぁ…それかなぁ?」
うーん……と暫く考えた後でリニーエーラルドはそうだ、と手を叩いた。
そして校内にぱたぱたと掛けていく…何か思い付いた様だが……。
《あーあー…本日は晴天なり本日は晴天なり……》
《……………全然晴天じゃ無いんだけど?》
《だって、何云ったら良いのか解らなくて…》
《だったら開会宣言なんてしなければ良いじゃない!》
《……何で愁君そんなに怒ってるの?》
《怒ってなーーーーキィィィイイイィイン…
暫くして…。
《あー…あー…、うん、えっと、其れじゃあ是から大運動会を開催するよ!》
冴花のアナウンスに盛り上がる観客達…と馬鈴薯と南瓜…異様な光景だ…。
《開会宣言〜…は面倒臭いから早速競技に入るね〜!先ずは……綱引き!!》
綱引き特設会場−
《選手入場〜青コーナー…じゃがレンジャー!!!赤コーナー…南瓜クライスト一家!!!》
………………何の格闘技大会ですか!!?
《各選手一斉に位置に着きました!いよいよ競技開始だよー!》
…競馬??
《レディー………ゴー!!『カーン!!』》
何故ゴング!!!?
ゴングが成ると同時に綱がギシッと悲鳴を上げた。
《両者互角―…どっちが勝つかな?部長二人に訊いてみよう★》
《おーほほほ!“どっち”ですって?そんなもの世界が誕生した時からわたくしが育てた南瓜が勝つって決まっているのよ!あんな貧弱共に負けるものですか!!》
《何をぉ〜……!!そんなの僕の馬鈴薯達が勝つに決まってるじゃないか!あんなデプデプした南瓜なんかに負けないよ!》
《何ですって?》
《何だよ?》
アナウンス兼実況の冴花を挟んで喧嘩を始める柚と鷲恋…そんな時、わー!!と云う歓声が上がった。
何事かと会場を見ると、馬鈴薯が四方八方に飛び散って負けている…体格差で勝負は決まっていたんですな是が。
《おーほほほ、やっぱりわたくしの南瓜達の勝利ですわね!!!》
ズーンと落ち込む柚…まぁ次も有りますからそんな落ち込んじゃいけませんよ。
玉入れ特設会場−
《あーもうこんな事している場合じゃないって何回云ったら解るのよ!!?》
《愁君、マイク入ってるよ?》
《何よ、柚!大体貴方達の所為でこんな事に成っちゃたんでしょう?》
《ちょっとお待ちなさい貴女。わたくしの所為では有りませんわよ?》
パーーーーーン!!
実況席のいざこざ無視で、ピストルが成らされた。
両者一斉に玉を投げ入れる中でじゃがレンジャーが…。
「さっきは油断して負けてしまったザンスが、今回はそうはいかないザンスよ?」
「「「「合体ぃいいいい!!!!」」」」
!!!?合体?あんたら何する気さ?
皆が見守る中、馬鈴薯達は積み重なっていく…そして等々篭の高さ迄到達した。
…って只積み重なっただけじゃん!!
そして他の馬鈴薯達が次々とじゃがレンジャーを登り玉を投げ入れていく…一部篭に埋もれる者もいるが…。
《ま…マズイですわクライスト!セイレーン!ヘイムダル!パペット・マペット!!貴方達も合体しなさいな!!》
鷲恋に云われ南瓜も積み重なるが…。
「重イ……。」
「せやから、ダイエットしとけ云うたのに…。」
「*’#++△◎★」
「おのれら…ちゃんと支え…わーーーーーーーーー!!!」
総崩れする馬鈴薯達…無情にもその時終了のホイッスルが鳴った。
今度は馬鈴薯の勝利!
柚が悦ぶ直ぐそばで鷲恋が拳を振るわせた。
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